市販の便秘薬と上手な使い方

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市販の便秘薬はその性質から大きく2つに分けることが出来ます。
直接、大腸に作用するタイプと便をやわらかくするものの2種類です。

大腸に作用するタイプとは、腸に刺激を与えて蠕動運動を起こさせ、これにより排便を促します。よく言われる下剤タイプです。
大腸に作用するタイプは動きの鈍っている大腸を強い刺激で動かすためにお腹が痛くなったり、急にトイレへ行きたくなる場合もあります。

一方、便を軟らかくするタイプとは、便に水分を吸収させ、便自体の量(かさ)を増やして軟らかくすることで腸壁を刺激して排便を促します。
便を軟らかくするタイプの方が効き方が穏やかです。初めての方はこちらを先ず試してみる良いでしょう。

薬の使用は、次第に刺激になれてしまい同じ量では思った効果が得られなくなってくるので、用量を超えて使うようになってしまいがちですがこれは危険なことです。定められた用法用量の範囲内での服用にとどめておくべきです。そして下剤タイプの薬は、痙攣性便秘の方が服用すると逆効果になる事があるので要注意です。

下剤などの便秘薬を使う場合に、まず第一に考えておかなければいけない事は、必ず、「薬を使わなければいけない便秘の原因をはっきりとさせてから使う」という事です。それがなければ、ただ単に便が出ないという事だけで間違った便秘薬を使ったり、必要以上に服用してしまう事があるからです。必ず現状認識をしっかりしましょう。

便秘薬を使用せざるを得ないときの約束事として、まずは作用の弱い物から少しずつ使用していく事を忘れないで下さい。特に、初めて便秘を経験した方などは、便が出ない事に驚いて、いきなり刺激性の強い下剤を使って大変な事になったりします。必ず緩やかに効く物を少量から初めて、効果がないときに量を増やすようにします。

自分にとっての適切な薬の量というのは、「寝る前に服用し、朝ご飯を食べた後に便意を催して排便がある」というのが理想的です。夜中にトイレへ駆け込んだり、朝ご飯の後に便意がないというのは適切な薬の量とは言えません。用量をしっかり把握する事はコントロールが出来ている状態ですので、依存状態も回避できます。

どのような便秘薬についても言える事ですが、薬で解決している間は、完全なる便秘の解消ではないと言う事を認識するべきです。便秘が、この世に生を受けてこの方ずっと続いている方はほとんどありません。以前は便秘ではなかったはずですから、食生活や日常の運動など生活習慣を規則正しく回復する事で便秘は解消されるはずです。薬を使わないですむ、自然と便秘が解消される事が理想です。

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